【比較】カローラクロスとヤリスクロスとRAV4|価格・サイズ・燃費どの車がベストチョイス?

トヨタの人気SUV3車種の比較記事です!

  • コンパクトSUV:カローラクロス・ヤリスクロス
  • ミディアムSUV:RAV4

これら3車種について、どのモデルをチョイスすると自分のカーライフにマッチするでしょうか?

トヨタ販売店全店で、3車種とも販売されていますので比較もしやすいでしょう。

価格はもちろんですが、SUVとしての悪路走破性乗り心地燃費サイズ感など、気になるところだと思います。

今回は、「カローラクロス&ヤリスクロス&RAV4」のトヨタの人気SUVを、複数の観点から比較しながら詳しく紹介します。

サイズ比較(3車種とも車高に注意→立体駐車場問題アリ)

カローラクロス/ヤリスクロス/RAV4のサイズを比較表にしてみました。

ヤリス
クロス
カローラ
クロス
RAV4
全長(mm) 4,180 4,490 4,600
~4,610
全幅(mm) 1,765 1,825 1,855
~1,865
全高(mm) 1,590 1,620 1,685
~1,690
ホイールベース(mm) 2,560 2,640 2,690
最低
地上高(mm)
170 160 190~200
最小
回転半径
5.3m 5.2m 5.5m
19インチは5.7m

ボディサイズは、

  • ヤリスクロスカローラクロスRAV4

の順で全長、全幅、全高すべてにおいてサイズアップします。


<ヤリスクロス>

ヤリスクロスは4.2mを切る全長は、せまい駐車場で枠内にスッキリ収まり、扱いやすいボディサイズです。


<カローラクロス>

ヤリスクロスをひと回り上回るボディサイズを持つカローラクロスの最小回転半径は5.2mで、ヤリスクロスより実は小回り性能に優れています。

  • ヤリスクロス:最小回転半径5.3m
  • カローラクロス:最小回転半径5.2m

ボディが大きくても扱いやすさを犠牲にしていません。


<RAV4>

ボディサイズとタイヤサイズの大きいRAV4の最小回転半径は最大5.7mで狭い道路での取り回し性能に気を使います。

ただし、その分、車高が高く運転のしやすさも犠牲にはなっていません。

なお3車種とも車高が1.55mを超えており、立体駐車場には入らない場合があります。

高さに余裕がある自走式駐車場を探しましょう。

価格比較とライバル車

いずれも売れ筋の「中間グレード」での価格比較です。

中間グレード(※)とは

  • ヤリスクロス:Gグレードの2WD
  • カローラクロス:Sグレードの2WD
  • RAV4:Gグレードの4WD

(※ 筆者永野による勝手な定義です)

ヤリス
クロス
カローラ
クロス
RAV4
ガソリン車 202万円 240万円 344.7万円
ハイブリッド車 239.4万円  275万円 408.5万円

価格を充実装備の売れ筋グレードで考察してみると、RAV4の価格がダントツに高い印象があります。

これは、エンジン排気量の違いや駆動方式の違い(RAV4は4WD/E-Four)による価格差だと言えます。

  • ヤリスクロスのエンジンは1.5L
  • カローラクロスは1.8L
  • RAV4のガソリン車は2.0L、ハイブリッド車は2.5L(※1)

(※1)RAV4はベースグレードのX以外は4WDのみの設定です。

価格と性能面から、ざっくりとして選び方としては

  • 扱いやすいコンパクトなボディを希望→ヤリスクロス
  • ゆとりのパワートレインが欲しい→カローラクロス
  • よりパワフルでプレミアム感を希望→RAV4

<ヤリスクロスとカローラクロスの競合車>

日産キックス、ホンダヴェゼル、マツダCX-3

共通のライバル車は、日産キックス、ホンダヴェゼル、マツダCX-3です。

ヤリスクロスはトヨタライズ(ダイハツロッキー)と比較することも出来ます。


<RAV4のライバル車>

RAV4のライバル車は、スバルフォレスター、日産エクストレイル、マツダCX-5などです。ヤリスクロスやカローラクロスよりも「ワンランク上のクラスがライバル車」となります。

同じプラットフォーム・パワートレインを持つトヨタハリアーとも比較される車種です。

左:RAV4、右:ハリアー

しかし、RAV4はアウトドア派、ハリアーは都会派に分かれ、すみ分け出来ている点はトヨタの凄いところと言えるでしょう。

乗り心地は価格に比例

採用されているプラットフォームが違うため、乗り心地・快適性に差が出ます。

車種 プラットフォーム
ヤリスクロス コンパクトクラス
TNGA GA-B
カローラクロス ミディアムクラス
TNGA GA-C
RAV4 さらに上位クラス
TNGA GA-K

3車種ともすべて異なるプラットフォームを採用しています。

乗り心地は、プラットフォームが上位のほど快適です。

つまり、

  • ヤリスクロスよりもカローラクロス、カローラクロスよりもRAV4

単純に、「価格が高い方が乗り心地が良い」ということです。


<カローラクロスvsヤリスクロスの比較>

カローラクロスはヤリスクロスよりもホイールベースが80mm長く、長距離になればなるほど、乗り心地に違いが見えてきます。

エンジン排気量は300cc多く(ヤリスクロスは1.5L、カローラクロス1.8L)、4気筒でシリンダー数が1つ多いため、静粛性ゆとりにアドバンテージがあります。


<RAV4>

RAV4の乗り心地は、カローラクロスの更に上位となります。

先代のRAV4の乗り心地に不満のある人も多く、ハンドリング性能や静粛性は決して高くありませんでした。

一方、現行RAV4はハリアーと共通のプラットフォームを持ち、乗り心地や静粛性が先代RAV4対比で飛躍的に向上しています。

後部座席→RAV4がお値段「以下」かも

後部座席の造りは、

  • ヤリスクロスは簡易的
  • カローラクロスとRAV4は、同等程度の快適性

上記のように記述できるでしょう。


<ヤリスクロス>

出典:ダイヤモンドオンライン

ヤリスクロスの後部座席は必要にして十分な広さを確保しています。

4:2:4で3分割可倒式で、センター部分を倒すと4名乗車+長物も積めます。

また、アームレストとしても使用可能ですが、プラスチックむき出しですので、この3車種の中では、最も簡易的な造りと言ってよいでしょう。

リクライニング機能はありません。


<カローラクロス>

カローラクロスの後部座席は背もたれ部分に厚みがあり、膝回りは十分なスペースがあります。センターアームレストには2つ分のカップホルダーが装備されます。

2段階のリクライニング機能も備え、快適な後部座席と言えます。シートスライド機能はありません。


<RAV4>

出典:価格.comマガジン

RAV4のリアシートは、スライド機能は無く、2段階のリクライニング機能が備わるものの、僅かなリクライニング角度です。

同クラスのSUVと比較すると少々残念な仕様で、カローラクラスと同等の印象です。

充電用USB端子が後部座席用に2個装備される点は便利です。

燃費→ヤリスクロス&RAV4ガソリン車が健闘!

同じく、売れ筋の「中間グレード」での価格比較です。

中間グレード(※)とは

  • ヤリスクロス:Gグレードの2WD
  • カローラクロス:Sグレードの2WD
  • RAV4:Gグレードの4WD

(※ 筆者永野による勝手な定義です)

ヤリス
クロス
カローラ
クロス
RAV4
ガソリン車 19.8km/L 14.4km/L 15.2km/L
ハイブリッド車 30.2km/L 26.2km/L 20.6km/L

(いずれもWLTCモード)

最も燃費が良いのは、やはりヤリスクロスです。

3車種とも排気量が異なり、RAV4は4WDでガソリンとハイブリッドでも排気量が異なります。

ガソリン車では、「2.0LエンジンRAV4の燃費」が「1.8Lエンジンのカローラクロスの燃費」よりも良好です。

RAV4搭載のダイナミックフォースエンジンは、パワーと燃費の両立を実現しているため、燃費も優れているのです。


<カローラクロスとヤリスクロス

ハイブリッド車では、1.5Lのヤリスクロスと、1.8Lでゆとりあるエンジンを搭載するカローラクロスとでは実燃費は大きく差が出ません。

それでもヤリスクロスの燃費は良く、ゆとりを取るか燃費を最優先するかで選び方は変わります。


<RAV4>

RAV4のハイブリッド車は2.5Lで力強く、静粛性と動力性能を求める方におすすめです。

カローラクロスやヤリスクロスの燃費性能よりも、動力性能を重視する方にRAV4は選ばれています。

荷室の広さ→カローラクロスが健闘!

荷室は、ボディサイズの小さいヤリスクロスはやはり狭めです。

カローラクロスの荷室は、ボディサイズ以上の広さがあります!RAV4に劣らない広さです。


<ヤリスクロス>

ヤリスクロスの荷室容量は、5名乗車時390Lで後席は4:2:4の3分割可倒式です。

高さが2段階に調整できるデッキボードを装備し、荷物の高さや量に応じて調整可能です。

また、後席を倒した状態でフラットになる点も魅力的です。

荷室の使い勝手はカローラクロスより優れますが、コンパクトな車体のため、広さは限られています。


<カローラクロス>

カローラクロスの荷室容量は、5名乗車時で487Lで、奥行きは849mmありますので、後席を残したままでもたっぷり荷物を積めます。

後席は6:4分割可倒式で、倒すと奥行きが最大1,885mmとミディアムクラスSUVを凌駕するスペースです。

ただし、ラゲージアクティブボックスと呼ばれるオプションを装備しないとフラットになりませんので必ずオプションで選択しましょう。


<RAV4>

出典:GQJAPAN

RAV4の荷室はデッキボートを上段に設置した場合、荷室容量が542Lで下段に設置した場合580Lです。後部座席を収納した場合の荷室容量は1,150Lとなり広い荷室スペースが生まれます。

シートバック部分が少々斜めになりますが、ほぼフルフラットになるのも特徴です。

外観

ヤリスクロス、カローラクロス、RAV4

<ヤリスクロス>

ヤリスクロスは、スタイリッシュな外観で街の中に溶け込むオシャレなデザインです。3ナンバーサイズの車幅は、コンパクトなデザインの中にSUVの力強さを持ち合わせています。


<カローラクロス>

カローラクロスは、都会的な中にも躍動感ある外観で、街乗りからアウトドアまであらゆるシーンにピッタリなデザインです。

フロントバンパーには大型台形グリルを採用し、迫力あるフロントデザインに仕上げています。


<RAV4>

最もアウトドア感を強調しているのがRAV4です。

17~19インチの大径アルミホイールを装備し、アドベンチャーグレードでは、専用のフロントバンパーやグリルを装備し、よりオフロード感を高めています。

インテリア

3車種とも、クラスを超えた上質なインテリアを持ちます。

オートエアコンを標準装備し、カローラクロスとRAV4は左右独立温度調整可能なオートエアコンを装備します。

RAV4はXを除き、合成皮革シート+パワーシートを装備します。

ディスプレイサイズは、

  • ヤリスクロスが8インチ
  • カローラクロスが7インチ(オプションで9インチ可能)
  • RAV4が9インチ

ヤリスクロスのディスプレイは、カローラクロスの標準ディスプレイより大きなサイズが装備されます。

USB充電も3車種とも装備されますが、個数や設置場所が車種、グレードによって異なりますので、使いやすさなど実際に展示車を見てご確認ください。

悪路走破性や雪道の走行力→RAV4の勝ち

出典:Motor-Fun.jp

悪路走破性では、やはりRAV4がこの3車種の中では1番です(価格帯を見ても明らかです)


<RAV4>

ガソリン車は「ダイナミックトルクコントロール4WD」を装備し、G Zパッケージ以上は、より走行性能を高めた「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用しています。

また、走行モードが選択可能なマルチテレインセレクトを装備し、シーンに合った4WDモードを選択できます。

ハイブリッド車は、後輪を電動モーターで駆動させる「E-Four」と呼ばれるシステムで、本格的なオフロードでは思うような駆動力を発揮できないことがあります。

最低地上高が190~200mmのため、ちょっとした悪路や雪道でも、下回りが接触することは少なく、安心して走行することができます。し


<カローラクロスとヤリスクロス>

カローラクロスはハイブリッド車のみの4WDを設定し、ガソリン車に設定はありません。

ヤリスクロスは、全モデルに4WDを設定しています。

カローラクロスとヤリスクロスのハイブリッド車の4WDは「E-Four」と呼ばれ、後輪を電動モーターで駆動させる簡易的な4WDシステムです。

RAV4のガソリン車と比べてしまうと、悪路には不利といえるでしょう。


<ヤリスクロス>

注目すべきはヤリスクロスガソリン車の4WDシステムです。

RAV4同様ダイナミックトルクコントロール4WD+走行モードを選択できるマルチテレインセレクトを装備します。

雪道に強いコンパクトSUVで4WD欲しいなら、ヤリスクロスのガソリン車がおすすめです。

また、カローラクロスの最低地上高は160mm、ヤリスクロスは170mmで一般的な乗用車とほぼ同等のため、安易に悪路に入ると、下回りを接触させる恐れがあります。

安全性能の比較

3車種とも衝突軽減ブレーキやレーントレーシングアシスト(LTA)、追従型のレーダークルーズコントロールを装備するトヨタセーフティセンスやサイド&カーテンエアバッグも標準装備します。

ヤリスクロスX Bパッケージのみ、トヨタセーフティセンスの設定がありませんので、価格面のみでグレードを選ぶ際には注意が必要です。

キャンプや車中泊を想定するならどの車を選ぶ?

車で過ごすことを考えると、後部座席がフラットになるか?という点は重要なポイントです。(特に車中泊前提であれば)

車種名 後部座席倒すと?
ヤリスクロス ほぼフルフラット可
カローラクロス オプション装備必要
RAV4 ほぼフルフラット可

ヤリスクロスとRAV4は、後部座席を倒せば、標準の状態(オプション無し)で、ほぼフラット状態になります。

一方、カローラクロスは、ラゲージアクティブボックスを用意しないとフラットになりません。

出典:Car watch

RAV4とカローラクロスは、最大で1,800mm以上のスペース確保でき、170cm台の人なら2名まっすぐ寝ることが可能です。

カローラクロスは車中泊可能!狭さ克服の必須オプションと社外品紹介

関連記事:カローラクロスは車中泊可能

ヤリスクロスは1人なら斜めに寝ることが可能ですが、2名以上は厳しいですね。

3車種ともハイブリッド車なら、アクセサリーコンセント(AC100V 1500W 非常時給電システム付)がメーカーオプションで選択可能ですので、必ず選択しておきましょう。

キャンプなどのアウトドアで重宝するオプションです。

比較総括

カローラクロス、ヤリスクロス、RAV4の3車種でそれぞれおすすめできる人のまとめ

ヤリスクロスをおすすめできる人は?

ボディサイズがコンパクトで1.5L以下のエンジンで税制面でも有利。

普段は1~2名乗車をメインに使い、燃費が良く、経済性に優れたSUVが欲しい人におすすめです。

ノーマルのヤリスやアクアと違った個性を探している人にもおすすめです。

カローラクロスをおすすめできる人は?

普段使いからアウトドアまで、幅広くSUV車を使いたい人におすすめです。

価格は200万円台で主要グレードがラインナップし、1,825mmの車幅はSUVの力強さをアピールしクラスを超えた車格感を持っています。

RAV4をおすすめできる人は?

街乗りの「乗り心地」を重視するが、雪道や悪路走破性も優れた4WDが欲しい人におすすめです。

ハリアーとプラットフォームを共有するRAV4は、オフロード性能と内外装の上質感を求める人にピッタリです。

購入以外にも選択肢アリ


トヨタグループが展開する、車のサブスクKINTOも検討されると良いでしょう。

  • 「まとまったお金」は一切不要
  • 定額で「最新型の新車」に乗れる
  • 任意保険,車検,税金,メンテ等がコミコミ価格

他のカーリース業者と比較し、明らかにKINTOは割安です。

特に若年層にとっては、購入するよりも月額料金が大幅に安い傾向があります。

KINTOは、ネット申し込みですべて解決来店が必要なのは「納車時」だけ!

KINTOの仕組みや利用料、メリットデメリットは以下の記事にまとめています。

↓↓↓
KINTOの仕組みなど【解説】KINTOの仕組みと概要|料金比較・メリット・デメリット
>>KINTOの概要とメリットデメリット

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA