カローラクロスの「価格情報」と「値引き限界額」、「値引きを引き出すコツ」をまとめました。
カローラクロスの購入検討中の方は、是非参考になさって下さい。
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カローラクロスの値引き難易度はどう?
2021年9月に発売されたトヨタカローラシリーズで初となるSUV「カローラクロス」。
結論としては、カローラクロスの値引きは、なかなかシビアです!
執筆時点では、カローラクロスは発売されて間もなく、何もしないと値引き提示額は、概ね5万円前後となるため難易度は高めと言えるでしょう。
同じSUVで他車種となる「ヴェゼル」「ロッキー」「キックス」などと比較すると、値引き難易度は「同程度」または「やや難」と言えるでしょう。
発売から間もないという点が、値引きを狙う上でのネックとなっています。
2021年4月に発売された新型ヴェゼルは発売当初、カローラクロスと同様かなり値引きはシビアでしたが、約半年後の9月頃から徐々に値引きラインに緩みが見え始めました。
この例を見ると、カローラクロスも発売から半年になる2022年2〜3月頃から、徐々に値引き難易度が緩んでくるのでは?と考えられますね!
「現実的な値引き額」と「限界の値引き額」はどれくらい?
カローラクロス全タイプの車両価格からの「目標値引き額は約15万円」
さらにオプションを含む、「限界値引き額は20〜30万円ほど」になります。
値引きを引き出す上でも、特にオススメしたい値引き車種は「ハイブリッドZ」
新型カローラクロスシリーズの中で現在最も人気のある車種であるため、値引きの譲歩を得やすいのがポイントです。
カローラクロス値引き実現のコツと交渉マニュアル
以下紹介する「値引きノウハウ」は、カローラクロスに限ったことではありません。
他社種でも応用が効くメソッドので、ぜひ参考になさってください。
他車種と競合させるのが大前提!
カローラクロスシリーズに限らず、新車の値引きを引き出すためには「買いたい車種」と「ライバル車種」を競わせるのがテッパン。
特にカローラクロスは激戦区のSUV車種であるため、同じSUVの
- ヴェゼル
- ロッキー
- キックス
- エクリプスクロス
などと競合させるのが理想です。
例えば同じSUVであっても、カローラクロスと比較してみるとヴェゼルの良いポイントと悪いポイントは必ず見えてくるはず。
カローラクロスの商談が始まると同時に、用意していたライバル車種の条件をぶつけ、
- 「ヴェゼルよりも値引きをしてくれるならカローラクロスを買いたい」
という感じで、交渉を進めていくのが効果的です。
ただし、ここでライバル車種の事前に用意した見積書を提示するのはNG。
過度な用意周到さを見せてしまうと、営業マンが警戒&足元を見られてしまうため、できる限り玄人感を出さないようにするのがポイントです。
トヨタ系列ディーラー同士を競わせる
ライバル車種SUVを引き合いに出すことが、値引きを引き出すための第一ステップとなります。
ただ、ヴェゼルなどと競合させても、思ったより値引きが伸びないケースは多々あります。
そこで、試すべき値引き術が、同じカローラクロスを「ディーラー同士で競わせる」ことです。
文字通り、自分の足で様々なディーラーを巡るため手間はかかりますが、先程のテクニックよりも大きな値引きが期待できます!
やり方は至ってシンプルで、トヨタ系列の販売店を複数回って『カローラクロスを買いたいから、1番安くしてくれればどこで買っても大丈夫』と伝えるだけです。
『そんなことすると、ディーラーに嫌われない?』と思われる方もいるかも知れませんが、そんな心配はご無用。
同じトヨタの店舗であってもカローラ店・トヨタ店は完全な別会社であるため、同車種の競合に難色を示されることは全くありません。
そして先ほどもお伝えした通り、同じ車種で競合させるためには、競合させるお店の運営会社が別会社であることが条件となります。
トヨタディーラーの中でどの販売店同士が競合可能かを見分けるには、下記の販売店検索から簡単に見分けることが可能です。
試しに地域名を入力して検索をしてみましょう。
トヨタでは2020年5月から全ディーラーで全ての車種を購入できるようになったため、単純に異なる名前のディーラーを探せばOK。
- トヨタ西東京カローラ 町田店
- トヨタモビリティ東京 町田旭町店
このように、名称の違う系列のトヨタディーラー店であれば、同一車種の競合を行うことができます!
値引き額が大きくなる契約時期を見計う
どのメーカーであっても年末年始の決算時期に近づくと可能な限り車を売りたいという心理が働き、1年のうちで何回か値引きが大きくなるタイミングがあります。
値引き額はこれまで紹介した2種類のテクニックと比較すると小さくはなりますが、ほぼ確実に値下げの譲歩を引き出せるため抑えておきたいポイントです!
<値引きが大きくなる時期>
1月~3月末 | 決算期 |
6月~7月 | ボーナス支給期 |
8月~9月末 | 中間決算期 |
中でも最も値引きが期待できるのは、1-3月の決算期です。
決算セールなどに購入タイミングを合わせるお手軽な方法なため、是非試してみてくださいね!
先に目標の値引き額を伝えておく
交渉相手に自分のカードを見せるのは意外に思われるかもしれませんが、値引きにあたっては先に目標額を伝えるのが重要です。
こちらの希望値引きラインをディーラーが把握することで、ディーラー側にも購入への「本気度」が伝わり、値引き対応の可能性がアップ。
その際、なぜこの金額分の値引きが必要なのか?といった具体的理由があれば、さらに譲歩を引き出しやすくなりますよ!
魔法のキーワード『今日ここで決める』を使う
値引きをする際に絶対に覚えておいてほしいのは『今日ここで決める』という明確な購入意思を示すフレーズ。
『金額さえクリアすればこのお客さんは今日買ってくれるのだな』と知れば、ディーラー側も全力で値下げに踏み切ります。
やはり他店舗に顧客を渡して、さらに低い値段を提示されることはディーラー側にとって避けたいケース。
例えば250万円を限度額として提示された場合、『230万円まで下げてくれれば今日ここで買う』といった切り札的な使い方が効果的です。
結局値引き後はいくらになる?総額・乗り出し価格
結論としては、カローラクロスHYBRID Z 2WD FFで、
- 最低限のオプション+限界値引き25万を引き出すと、乗り出し価格309万円~です。
項目 | 価格 |
HYBRID Z 2WD本体価格 | 299万円 |
オプション | 約15万円(フロアマット含む) |
諸経費 | 約20万円 |
限界値引き | -25万円 |
合計 | 309万円 |
なお、ここまで紹介してきた値引き術を駆使しても、思った目標額に届かないというケースは考えられます。
というのもカローラクロスはまだ発売から日が浅く新車のカテゴリーであり、車両本体価格からの値引きがシビアなため。
そのためここから更に値引きを狙うには、「メーカーオプション」や「ディーラーオプション」の値引きを狙っていきます。
例えばカローラクロスの「ハイブリッドZ 2WD」では、
- メーカーオプションで、約5%の値引き
- ディーラーオプションで、約10〜20%の値引き
を目標とすると良いでしょう。
ハイブリッドZの値引きではETC車載器や純正カーナビなどが特に狙い目で、
商談終盤に「カーナビを3万円くらい値下げしてくれたら契約します」などと伝えるのが効果的です。
そのため最終的にハイブリッドZの場合、目標の値引き総額は20〜25万円となります。
なお、おすすめオプションは以下記事に記述しました。
【総括】カローラクロスの必須オプション+人気のおすすめオプションガイド
現金一括購入は値引きの材料になる?
→NOです!!
現金一括購入は嬉しくない
現金一括購入だからといって、値引き額が大きくなることはありません。
なぜなら、
- 現金一括はディーラーにとって特にメリットがないから。
ディーラーとしては、ディーラーが提携する信販会社を利用した「ディーラーローン」を組んで欲しいのです。
そうすると、バックマージンが貰え、二重に儲かる仕組みなのです・・。
「現金一括で買うから、安くして!」は、車購入では全く効果を発揮しません。
ただし、金利を支払う必要がないので、総支払額としては現金一括が最も安くなります。
ディーラーローンは大歓迎
ディーラーローンを利用する場合は、値引き交渉の強力な材料になります。
ディーラーローンが値引き交渉材料になる理由は
- 上述のバックマージン手数料収入になるから
さらに、ディーラーの営業成績・ノルマとして
- 「ローンの契約数(割賦1)」のノルマが存在するから
つまり、ノルマに貢献してあげるから、車両価格下げてよね?という交渉になります。
車両全額のフルローンではなく、「例えば車両価格の8割は現金、残り2割をローンで組む。」
というようなことでも歓迎され、値引き交渉の有力な材料になります。
例えば、以下のケースのように、逆にディーラーから提案されることもあります。
事例:現金一括ではなくローンを組んでくれたらさらに値引きする、 とディーラーから言われました。
ディーラーローンで、どの程度の値引きが引き出せるか?
その営業店の成績やノルマ達成状況次第ですが、上記ケースのように
- 短期ローン
- かつ 少額ローン
という条件であっても、10万円値引きというケースも十分ありうるので、強力な交渉材料となることは間違いありません。
カローラクロスの値引き情報は以上です。
「購入」だけでなく、実は安い「クルマのサブスク」という選択肢もあります。