現在利用者急増中のKINTO。カローラクロスは、KINTOでも利用可能なんです。
納期問題も発生しているカローラクロスでは、KINTOを利用するメリットは大いにあると言って良いでしょう!
Table of Contents
KINTOとは?超簡単に説明
KINTOとは、トヨタが展開する「車のサブスクサービス」です。
- 税金・保険などの煩わしい手続き一切不要
- 自動車税、自賠責、任意保険、車検、メンテなどは利用料に含まれる
- 来店不要(納車時のみディーラーで受け取り必要)
利用者が負担すべき費用は、
- 月々のKINTO利用料
- 駐車場代
- ガソリン代
たったこれだけです。
しかも、KINTOは納車が早い!
カローラクロスの場合、実際の納期はこちら
「購入」と「KINTO」まず価格を理解
カローラクロスを購入
グレード | ガソリン2WD | ハイブリッド2WD | ハイブリッド4WD |
GX | 199.9万円 | – | – |
G | 224万円 | 259万円 | 279.9万円 |
S | 240万円 | 275万円 | 295.9万円 |
Z | 264万円 | 299万円 | 319.9万円 |
現金一括で購入する方は少ないと思いますが、一括で購入の場合、上記価格となります。
カローラクロスをKINTOで利用
KINTOでカローラクロスを利用する場合の、月額利用料を見ていきます。
1番人気の「Sグレード ハイブリッド 2WD」の場合、
- 3年契約:52,580円/月~(税込み)
- 5年契約:48,950円/月~(税込み)
- 7年契約:45,760円/月~(税込み)
ボーナス払いを組み込めば、さらに月額利用料が抑えれれます。
最上位グレードである「Zグレード ハイブリッド 4WD」の場合は
- 3年契約:56,870円/月~(税込み)
- 5年契約:52,910円/月~(税込み)
- 7年契約:49,500円/月~(税込み)
購入と違い、頭金などの「契約時に、まとまったお金が一切不要」という点は非常に嬉しいメリットですよね。
カローラクロスは【KINTO】と【残価設定ローン】どっちがお得?
カローラクロスを「KINTOで利用した場合」と「残価設定ローンを組んだ場合」で価格比較します。(ガソリン代や駐車場代は両者とも共通なので省略します。)
結論を先に述べると「KINTOの方がお得」です。
同じく「カローラクロスSグレード ハイブリッド 2WD」で「3年契約」のケースで比較します。
<KINTO>
- ①月額支払額×36ヶ月:52,580円×36ヶ月≒189万円
- ②初期費用:0円
- ③メンテ維持費:0円
- ④任意保険費用:0円
3年総額(①+②+③+④):189万円
<残価設定ローン>
- ①月額支払額×36ヶ月:47,400円×36ヶ月≒171円
- ②初期費用:約11万円
- ③メンテ維持費:約4万円(3年間合計)
- ④任意保険費用:約27万円(9万円×3年)
3年総額(①+②+③+④):213万円
どちらがお得なのか?結論としては、KINTOの方がお得である。ということです。
以下、個別の項目に関して見ていきたいと思います。
① 月額支払額比較
月々の支払額は、
- KINTO:52,580円
- 残価設定ローン:47,400円
残価設定ローンを組んだ方が安いです。
しかし、残価設定ローンの場合は、以下で述べる費用が重く乗しかかってきます。
② 初期費用比較
初期費用は
- KINTO:0円
- 残価設定ローン:約11万円
購入時の諸費用と呼ばれるもので、主なものを挙げると
- 法定費用:自動車税、環境性能割の税金、自賠責、前払いリサイクル料金
- 購入諸費用:車庫証明費、検査登録費
カローラクロスの場合、法定費用+購入諸経費の合計額は、11万円程度になるでしょう。
「購入諸費用」の部分は、購入するディーラーによって金額が異なりますが、概ね合計で11万円前後になります。
KINTOの場合は、これらの諸費用がすべて月額利用料に含まれているので、別途費用が発生することはありません。
③ メンテ維持費比較
一定期間おきに発生するメンテ・維持費です。
- KINTO:0円
- 残価設定ローン:約4万円(3年間合計)
オイル交換や消耗品の交換など、KINTOと同様のメンテパックを、ディーラーでオプションとして付けると、大体4万円前後となります。
KINTOはメンテパックが月額利用料に含まれるので、ここでも追加料金は発生しません。
④ 任意保険費用比較
任意保険は、金額が大きいので注意が必要です。
- KINTO:0円
- 残価設定ローン:約27万円(9万円×3年)
KINTOの場合は、車両保険を含んだ任意保険が付帯し、それらは月額利用料に含まれています。
一方、カローラクロスで残価設定ローンを組む場合は、ご自身で任意保険加入する必要があります。
KINTO同様に車両保険まで加入すると、カローラクロスの場合は「年間9万円」となります。
見積結果はこちらの通り。
↓↓
おとなの自動車保険でのシミュレーションした条件
- カローラクロス Z ハイブリッド
- 1987年生まれ、ゴールド免許
- 対人・対物賠償無制限
- 他者運転特約あり
- 人身傷害5000万円まで
- 車両保険込み(自己負担額:1回目0円、2回目以降10万円)
また、
- 年齢の若い運転者
- 運転歴の浅い人
- 過去に事故歴がある人
上記に該当する方は、見積結果よりもさらに任意保険が高額となるので、「保険が誰でも一定額のKINTO」の方が圧倒的にお得になります。
購入の場合の値引きは?
カローラクロスの値引きについて、購入やローンを組む場合、現実的な値引き額は10万円程度、頑張っても15万円でしょう。
オプションを含む値引きであれば、さらに1~2万円程度の値引きできるかもしれません。
一方、KINTOの場合は、値引きは一切ありません。月額利用料は、契約者が誰であっても一定額です。
先ほどの、3年契約の例を振り返ってみましょう。
- KINTO:189万円
- 残価設定ローン:213万円
計算上は、KINTOと残価ローンの差額である「24万円以上の値引き」ができれば、カローラクロスを「購入」する方がお得になります。
「車両価格の約1割もの値引き」を引き出せる実力・ノウハウがあれば「購入」する方が最終的にはお得という結論になります。
カローラクロスの納期比較【購入】vs【KINTO】
カローラクロスの納期(納車まで)は圧倒的にKINTOの方が速いです。
- KINTO:1.5-2ヶ月程度
- 購入:約5ヶ月
トヨタ社は、KINTOの利用者を伸ばしていきたいという明確な意思・経営戦略が存在します。
カローラクロスの生産量の内、一定数をKINTOへ優先し割り当てています。
すると
- KINTOでは短納期を実現できる
- 短納期に魅力を感じるユーザーがKINTOへ流入
- KINTO利用者が増える
どの車種も総じて共通することですが、KINTOは納車までの期間が短いです!
KINTOでカローラクロスを利用するメリット
KINTOのメリットは多数ありますが、特に我々利用者にとってメリットがある項目を紹介します。
あらゆる手続きが楽
カローラクロスに限らず、全車種に共通することですが、あらゆる手続き(購入時、メンテナンス、維持)が非常に楽です。
通常の購入であれば、
- ディーラー
- 保険会社
- 官公庁(自賠責、税金納付)
これらの組織と契約や、やり取りする必要がありますが、KINTOは全て不要。
KINTOが代行してくれるので、あらゆる面倒事から解放されるというのは、忙しい世代にとって大きなメリットと言えるでしょう。
総額で比べると安い
今回は、「カローラクロスのSグレードハイブリッド2WD」で価格比較し、KINTOは安いと結論に至りました。
これは、他車種でも当てはまり、KINTOの方が総額では安くなります。
(というか、KINTOが安くなるよう価格設計されている。)
「最新の新車」への乗り換えが容易
3年ごとに新車を乗り継ぎが可能で、購入ごとの煩わしい手続きが不要。
さらに、乗り換え時は「その時点の最新の新車」を選択することが可能です。
あの人はいつも「ニューモデルの新車」に乗っている。そう思われている人は、実はKINTOユーザーだったりします。
KINTOでカローラクロスを利用するデメリット
カローラクロスに限らず、KINTOを利用するデメリットも存在します。
下取り価格の上昇局面には弱い
仮にカローラクロスが日本だけでなく、世界的に超人気車種となり、下取り価格が上昇しても、KINTOの場合、恩恵はありません。
KINTOの場合は、あらかじめ「残価設定」が決まっており、その残価に基づいた月額利用料が設定されています。
「下取り価格」や「中古車買取価格」が高騰しようが、残念ながらKINTO利用者にとってはメリットはありません。
(※逆に、下取り価格が下がった場合は、デメリットどころかメリットになったりします)
任意保険の等級が上がらない
通常、任意保険の等級は、1年に1等級上がります。(無事故の場合)
しかし、KINTO利用中は、保険の契約者は「株式会社KINTO」なので、無事故でもご自身の保険等級が上がることはありません。
つまり、いくら無事故を継続しても保険料が段階的に安くならない。というデメリットがあります。
(※逆に、「事故や車をぶつけても保険等級が下がらない」というメリットもあります)
独自の改造ができない。
SUVであるカローラクロスは、独自の改造をしたい人も多いでしょう。
購入の場合は、自由に改造可能ですが、KINTOの場合はそうはいきません。
基本的には、納車時と同じスペック状態で車両を返却する必要があります。
派手な改造をすると、原状回復費が多大に掛かるので注意が必要です。
KINTOカローラクロスの取扱店は?
基本的にトヨタのディーラーであればどこでも契約可能です。
ただし、現状、販売店の「成績」にならないので、ディーラーサイドは乗り気ではありません。
KINTOはネットで申し込み&契約できるので、わざわざディーラーに出向く必要はありません。
事実、KINTO契約者の「約7割」がネット経由の申し込みです。