カローラツーリングの値引き額「目安」&「最大値引き」実現のコツ

カローラツーリングの値引き

2019年9月17日に発売されたカローラツーリングの値引き額に関する記事です。

発売当初の値引きは

  • 本体値引き:3~5万円
  • 販売店オプションから値引き:5万円前後

このように、かなり渋めでしたが、現在に至り徐々に値引き額が拡大傾向にあります。

 

ただし、半導体不足の影響で、値引きが大きくなりやすい「即納車(在庫車)」が無い(品薄)であるのが現状です。

今回は、人気のカローラツーリングの値引きの実情について紹介します。

カローラツーリングの値引きの難易度は?

ずばり、値引き難易度は「高め」と言えるでしょう。

理由は、

  • 誰の目にも明らかな「明確な競合車種」が存在せず、ライバルをチラつかせた値下げが難しいから。

 

というのも、カローラツーリングのようなステーションワゴンは1990年代に爆発的ヒットを記録し、多くの車種が存在していました。

しかし、現在、ステーションワゴンは限られた車種しかありません。(=ライバル車種が少ない)

 

3ナンバーサイズのステーションワゴンは、以下3車種のみです。

カローラツーリング、レヴォーグ、マツダ6ワゴン

  • カローラツーリング
  • スバルレヴォーグ
  • マツダ6ワゴン

 

一般的にはサイズが近い上記車種がライバルと考えられていますが、明確な競合車種とはなり得ません。

理由は、価格面です。レヴォーグとマツダ6ワゴンの価格帯はカローラツーリングよりも上位クラス(概ね300万円台~)となるため、競合には適していないのです。

 

通常の車であれば競合車種が豊富で、競い合った値引きがしやすいです。

しかし、同価格帯のライバル・競合車種と言えるのは、以下2車種くらいしか存在せず

  • ガソリン車であれば、スバルインプレッサスポーツ
  • ハイブリッド車であれば、ホンダシャトル

競合車種が少ないため「ライバル車種との競い合いで値引きを引き出す難易度は高め」といえるでしょう。

 

どうするのが値引きを引き出すベストチョイスか・・??

 

カローラツーリングの値引き交渉では、ライバル車種と競わせるよりも、同じトヨタ販売店同士で競合させるのがベストです。

以前、カローラシリーズはカローラ店のみの販売でしたが、現在は全店で販売しています。

 

各地のトヨタ各販売店は別資本の別会社であるため、トヨペット店とカローラ店の競合などが可能です。

トヨタの異なる販売店が、お住いの地域にある場合、値引きの難易度は高くないと言えます。

値引き額の目安

一般的な交渉・努力におけるカローラツーリングの値引き額は、おおむね20万円程度となるでしょう。

なお、グレード別や駆動方式で違いが出る場合があります。

グレード別の値引き額

グレード別の値引き額については

  • 全グレード一律で「値引きを設定している店舗→グレードによる値引き差は無い
  • 本体価格に対する「値引きを設定している店舗→価格が高いグレードほど値引き額が大

 

その店舗の営業成績や、ライバル店舗の状況にもよるので、時期によって平均的値引き額が変動します。

実勢値引き情報としては、価格comが参考になるでしょう。

参考:カローラツーリングの値引き情報

 

また、人気グレードは値引き額が大きくなる傾向にあります。

その理由とカラクリは以下の通りです。

  • 人気グレードはメーカーで集中的に生産する
  • だから流通量が多く、納期が早い
  • つまり登録実績が早い(素早くディーラーの実績に反映される)

人気グレードは営業ノルマの関係上、値引き額が大きくなる傾向にあります。

カローラツーリングでは「ハイブリッドS」が人気グレードと言えるでしょう。

2WD(HEV車)と4WD(HEV車)で値引き難易度は違う?

グレードや納期が同じであれば、基本的には駆動方式による値引額に差は出ません。

車両価格に対する「値引き率」を設定している販売店であれば、車両価格の高い4WD車が若干値引額が大きくなるでしょう。

値引きに差が出る可能性として、4WDの需要があるかどうかが考えられます。

積雪が見込まれる地域では4WDの需要が旺盛です。このような地域の販売店では「売れ筋グレード+4WD車」をメーカーに見込みでオーダーします。

 

この見込みオーダーに合致した仕様の車(グレード、色、メーカーオプション)のカローラツーリングを選んだ場合、大幅な値引きも期待できます。

(上記、価格comサイトで見られる「大きな値引き額」も、見込みオーダーと合致しているケースが大半でしょう)

 

しかし逆に、4WDの需要が少ない地域で4WDの商談をしてしまうと・・・、

2WDと値引き差がないだけでなく、納期に時間がかかるケースなら「無理に売らなくて・・」と、販売店側が強気に出て、値引きを抑えられるケースも考えられます。

 

まとめると、

MEMO

(その地域での)売れ筋グレード・色・オプションを選択すると値引き額が大きくなる

カローラツーリングの最大値引き額

カローラツーリングの最大値引き額は、35万円前後を目指しましょう。

値引き内訳は以下の通り。

  • 車両本体価格から▲20万円
  • オプション値引きで▲10万円
  • その他割引で▲5万円

明細を以下に記述していきます。

車両本体値引き

人気グレードのハイブリッドS(2WD)で、車両本体価格から20万円値引きを引き出します。

時期や状況によっては、20万円以上の値引きを実現できる可能性も十分あります。

「目安の限界値引き」として20万円前後でしょう。

車両本体値引き

最大20万円値引きを目指す!

オプション値引き

メーカーオプションは「必須」とも呼べる装備を選択し、ディーラーオプションでは「必須+値引きを引き出しやすいオプション」を選択します。

「実用性」と「値引きを引き出す」ことを両方考慮した場合、以下の組み合わせがおすすめです。

オプション 内容
メーカー
オプション
・LEDフォグランプ
・9インチディスプレイオーディオ
・アクセサリーコンセント(AC100V・1500Wコンセント2個)
ディーラー
オプション
・TV オペレーター付きT-Connectナビキット
・ETC車載器
・CD・DVDデッキ
・フロアマット
・サイドバイザー
・QMIまたはCPCなどのボディガラスコーティング

ディーラーオプションで、上記のような「約30万円相当」の場合、

  • 30%の値引きを想定し▲9万円の値引き。
  • ボディコーティングは利益商品のため、さらに▲1万円の値引き。
オプション値引き

最大10万円値引きを目指す

その他割引

  • 残価設定クレジットを利用の場合、さらに▲3万円の値引き。(トヨタファイナンスから販売店に手数料が入るため)
  • 年度末決算セールであれば、さらに▲2万円値引き。
その他値引き

最大5万円値引きを目指す

 

上記で紹介した装備の中には、不要なオプションもあるでしょう。しかし、最大値引きを狙うのであれば、この組み合わせがおすすめです。

 

全部合わせてトータルで35万円程度の値引きを狙うことも可能です。

 

<手間を惜しまないのであれば>

 

さらに、車庫証明を自分で提出する、納車は店頭納車で納車費用カットすることで、2万円~3万円総額からカットすることができます。

メーカーオプションについては、納期に係るオプションもあるので、営業スタッフに相談すると良いです。

また、地域や販売店により差がありますので、あくまでも目安と考えましょう!

注意

スタッドレスタイヤセットが必要な地域の場合、ディーラーが「スタッドレスタイヤ+アルミホイール半額」などイベントを行うことがあります。

これらの値引額を含め「こんなに値引きいたしますよ!」と、販売店がアピールする場合があります。

しかし、注意!

ディーラーのタイヤは、そもそも高額です(定価販売なので、そこで利益を抜いています)

「カー用品店」や「ネット通販」でスタッドレスタイヤとアルミホイールのセットを購入したほうが、トータルでは大抵安いです。

一度、ご自身で調べてから商談すると後悔せずに済みます。

乗り出し価格

カローラツーリングの参考乗り出し価格を紹介します。

人気の「W×Bガソリン車(2WD、CVT)」をモデルケースとして設定します。

<車両本体価格>

項目 価格
車両本体価格 2,365,000円(税込)

 

<メーカーオプション>

項目 価格
プラチナホワイトパールマイカ 33,000円(税込)
ディスプレイオーディオ9インチディスプレイ、6スピーカー 28,600円(税込)
61,600円(税込)

 

<販売店オプション>

項目 価格
TV・オペレーター付きT-Connectナビキット 159,500円(税込)
CD・DVDデッキ 41,250円(税込)
ETC2.0ユニット(ビルトイン)ボイスタイプ 26,542円(税込)
サイドバイザー(RVワイド) 24,200円(税込)
フロアマット(W×B専用) 28,600円(税込)
280,092円(税込)

 

<乗り出し価格>

項目 価格
車両本体価格 2,365,000円(税込)
メーカーオプション 61,600円(税込)
販売店オプション 280,092円(税込)
値引き前合計 2,706,692円(税込)
車両本体価格値引き ▲142,692円
オプション値引き ▲84,000円
自動車税や自賠責、登録関係諸費用 +約130,000円
参考乗り出し価格 2,610,000(税込)

値引き額は、一般的な努力で実現できる「20万円」程度を想定しています(上記ケースでは約23万円を想定)

また、自動車税や自賠責、登録関係諸費用は販売店や登録月により異なるので、ご注意ください。

以上の内容で、カローラツーリングの参考乗り出し価格:2,610,000円(税込)が目安となります。

「ライバル車種」をチラつかせた値引き交渉例

始めに述べたように、カローラツーリングに限っては「ライバル車との比較で値下げを狙うことは難易度高め」です。

とはいえ、ライバル車種の名前を全く出さないよりは、当然引き合いに出した方が良いでしょう。

ガソリン車の場合

スバルインプレッサスポーツ

ガソリン車なら、スバルインプレッサスポーツがライバル車になります。

ハッチバックスタイルですが、全長はカローラツーリングに対して20mm短いのみで、荷室などの使い勝手は同等程度です。

 

価格帯も同等で、値引額も同等程度であるため、支払総額に大差ありません。

 

値引きのコツは、(本当は要らないんだけど)4WDのインプレッサスポーツで見積りを取っておいた上で、カローラツーリングの販売店に行きます。

そして、見積りをチラつかせながら、こんな感じで交渉しましょう↓↓

管理人

もし、カローラツーリングが●●万円になるなら、4WDのインプレッサでなくても、2WDで良いか~!●●万円なら、ガソリン車2WDのカローラツーリングに決めます!

と切り札に使うのも良いでしょう。

 

ただし、失敗すると

「カローラツーリングにガソリン4WDのラインナップはありません。4WDをご要望であれば、インプレッサスポーツの方が魅力的ではないですか?」

と切り返され、返り討ちにされないよう、さらりと提示するようにしましょう。

カローラツーリングとインプレッサスポーツの違いと比較(サイズや価格、燃費、荷室)

【比較】ツーリングvsインプレッサスポーツ

ハイブリッド車の場合

ホンダシャトル

ハイブリッド車ならホンダシャトルがライバル車になります。

ガソリン車はベーシックなグレードで1グレードのみですので、ライバルには適しません。

 

ハイブリッド車なら、価格帯も類似しており、支払総額で同等の金額になるでしょう。

シャトルはモデル末期に近く先代フィットがベース。同等価格や若干安いくらいなら設計の新しいカローラツーリングがおすすめです。

 

営業スタッフも上記のポイントを抑えている場合、カローラツーリング有利と考え、強気に出てきます。

値引きをするうえで「逆効果」となるケースさえあり得るので、シャトルを引き合いに出すには注意が必要です。

 

次の、1or2のいずれかのケースではシャトルを引き合いに出しても良いでしょう。

  1. シャトルの見積もりで、想定を上回る大きな値引きを引き出せた
  2. シャトルとツーリングで、支払総額に20万円以上の大差がある場合

これらのケースでは、競合車としてシャトルorカローラツーリングで迷っている旨を、販売員に伝えるのが良いでしょう。

カローラツーリングのリセールバリュー(残価率)

カローラツーリングの「リセールバリュー」に関して述べていきます。

売却価格は、新車時よりもグレード間の売却価格差が小さくなるでしょう。(特に「S」と「W×B」では、似たようなリセール価格になる傾向にある)

ボディカラーやナビなど、人気オプションの装備有無で価格が前後します。

グレード別のリセールバリュー

GAS/HEV 経過年数 買取価格 残価率
ガソリン車 3年 140~150万円前後 約70%
5年 95~105万円前後 約45%
ハイブリッド車 3年 180~190万円前後 約75%
5年 135~145万円前後 約55%

当然ですが、エントリーグレードのG-Xは上記の買取相場よりも安くなる傾向にあります。

また、売れ筋グレードの「S」とスポーティな「W×B」は、走行距離や状態次第でほぼ同等の相場で、新車時ほど価格差が無くなります。

残価率だけで見ると「S」グレードはお得なグレードになると予想できます。

リセールを重視する場合のグレード・オプション選び

<カラー>

ボディカラーはホワイトパールまたはブラックを選ぶことで、売却時に有利になります。

 

<グレード>

グレードは、コスパ・残価率に優れる「S」グレードが良いです。

 

<オプション>

人気の9インチディスプレイオーディオは新車時のみ取付可能なオプションで、リセール価格にも大きく影響を与えるため、選択することをおすすめします。

 

ガソリンorハイブリッド>

ガソリン車よりもハイブリッド車の方が残価率は高いです。

モーター走行可能な電動化モデルが普及する中、ハイブリッド車の人気はしばらく続くと予想されます。

出典:GP

一方、1.2Lターボエンジンを搭載したW×Bの6MTモデルは、今後希少なモデルとなるでしょう。

「ターボ+6MT」は走りを楽しむ方々に非常に人気ですが、クルマの電動化が進む中で、「今」高くても、将来的に高値を維持できるか?その点は正直わかりません。

「今」純粋に走りを楽しみたいなら、迷いなくW×Bの6MTを選択し、リセールは重視せず、楽しむことをおすすめします。

 

まとめると、リセールを重視するのであれば、

  • ボディー色は、ホワイトパールまたはブラック
  • グレードは「S」グレード
  • オプション「9インチディスプレイオーディオ」は必ず選択
  • ハイブリッド車を選ぶ
  • または、希少プレミアム価格到来を信じ「W×B」の6MTを選ぶ

購入以外にも選択肢アリ


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